保護者

「通信制高校は単位制」「全日制高校は学年制」その違いは?

基本的に「通信制高校は単位制」「全日制高校は学年制」と考えてもらったらいいと思います。

(厳密には違いますが、あまり気にしなくていいと思います。厳密に知りたい方はこちらへ→通信制・定時制・全日制・単位制・学年制 ~その意味、違い、留年、退学とか~

文部科学省のHPや中央教育審議会などで、下記のように書かれています。

単位制高等学校は、学年による教育課程の区分を設けず、決められた単位を修得すれば卒業が認められる高等学校です。

文部科学省 HP 単位制高等学校より 一部抜粋

学年制とは,

その全課程が修業年限の年数に応じて学年に区分され,各学年ごとに課程の修了の認定が行われ,1年ごとに進級の可否について判定が行われるものである。

中央教育審議会 29 新しい時代に対応する教育の諸制度の改革について(答申)
第2節 (1)より

ざっくり言うと、

単位制(通信制高校)は、

3年間で74単位を修得してね。だから、1,2,3年生で「25,25,24」でもいいし「30,30,14」でもいいよ。とにかく74単位修得しましょう。

学年制(全日制高校)は、

1年間で修得する単位数が決まっているよ。だから、その年に学校が決めている単位数が修得できなかったら、次の学年に進級できないよ。1年単位で結果をみるよ。

ということです。

生徒や保護者にとって、単位制(通信制高校)と学年制(全日制高校)で、知っておいてほしいことは下記3点です。

①留年があるかどうか

②選択できる科目数が違う

③単位数とスパンの違い

1つずつみていきます。

①留年があるかどうか

留年があるかどうかが、生徒・保護者様の気になるところだと思います。

単位制(通信制高校)は留年がなく、学年制(全日制高校)は、留年があります。

学年制の高等学校では学則で決められた以上の単位を落とした場合、留年となります。

単位制の場合、単位を落とした場合、

「翌年以降に修得してね」

となります。そのため、大学みたいと言われます。

②選択できる科目数が違う

学年制(全日制高校)は、学校によって履修する科目が決まっていることが多いため、選択できる科目数は比較的少ないです。(理系は理系、文系は文系で選べますが、その中の科目の選択数が多くありません。)

一方、単位制(通信制高校)は、選択できる科目数が多いです。必修科目、選択必修はありますが、それ以外は自分で選択することが出来ます。

例えば、

数学は数学Ⅰの必修科目だけ修得、一般的には、文系だけれども、理科は全て修得したいとなれば、履修することは可能です。自分が興味ある科目、得意な科目、好きな科目を履修することができるのです。

※単位制(通信制高校)でも、学年制みたいに決まっている学校もあります。私からすると単位制の良さが出ていない学校で残念ということになります。

③単位数とスパンの違い

<単位数>

高校の卒業単位数は、最低74単位以上と定められています。

学校によって違いますが、一般的に

単位制(通信制高校)は、3年間で74単位、

学年制(全日制高校)は、3年間で約90単位、

修得します。

単位制(通信制高校)は、学年制(全日制高校)に比べて

修得単位数が少ないのです。

<スパン(期間)>

単位制(通信制高校)は3年間で、

学年制(全日制高校)は1年間で、

やることが決まっています。

学年制(全日制高校)と比べて、単位制(通信制高校)はスパン(期間)があるのです。

例えば、

1年生で25単位修得、2年生で体調がよくなくなったため15単位修得、3年生で34単位修得して卒業ということも可能です。

そのため、修得する単位数は最低の74単位で、スパンが長いため、学年制(全日制高校)と比べて、

『生徒それぞれのペースで勉強して卒業できる。』

ということになるのです。

もちろん『毎日行かなくていい、課題などのやることが少ない』などの要素もあります。

文部科学省のHPでも下記明記しています。

単位制高校の特色としては、

・ 自分の学習計画に基づいて自分の興味、関心等に応じた科目を選択し学習できること。
・ 学年の区分がなく、自分のペースで学習に取り組むことができること。

文部科学省 HP 単位制高等学校より 一部抜粋

単位制(通信制高校)と学年制(全日制高校)は、やり方が異なるだけで、同じ高校卒業資格です。どちらが良い悪いではなく、自分に合っているかどうかです。

まだまだ、単位制(通信制高校)は、学年制(全日制高校)より下なのでは、、、、

という雰囲気はあるかもしれませんが、

全く気にする必要はありません。

通信制高校を検討している生徒・保護者様は、ぜひ通信制高校に入学相談に行ってみてください。