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私立の通信制高校の就学支援金制度 知っておきたいポイント~単位費用に対して支給される それ以外支給されない~

私立の単位制通信制高校の就学支援金は、

1単位当たりで計算して、

単位費用に対して、支給されます。

その金額がいくらになるかは、下記の文部科学省HPのリーフレットから計算できます。

私立高校授業料実質無償化リーフレット

世帯年収によって、支給される金額の上限が異なります。(正式には世帯年収ではありません。知らなくても構いませんが、詳細知りたい方は、計算式がリーフレット2枚目に掲載されています。)

A、590万円~910万円の場合、

支給上限額 11万8,800円

B、590万円未満の場合、

支給上限額 29万7,000円

(リーフレット ※1 私立高校(通信制)は29万7,000円 より)

一般的に、Aの2.5倍加算と言われます。

Aの場合の計算方法は、

下記に掲載されています。

高等学校等就学支援金事務処理要領(第7版)

P20より

(4)基準額の設定方法
1 単位の教育内容に対する対価は (中略) 以下のとおり 1 単位あたりの支給限度
額を設定する。
①1 単位あたりの支給額
11万8,800 円×3年間÷74 単位≒4,816 円 → 4,812 円/単位

通信制高校では、3年間で74単位修得する必要があるため、74で割っています。

1単位当たり、4,812円支給されるのです。

※4,816円を4,812円にするのは、よくわかりませんが、、、、(笑)

同様にBの場合は、

29万7,000円×3年間÷74単位≒12,040円

実際は、4,812円の2.5倍としますので、12,030円/単位とされています。

就学支援金は、単位数と期間の上限があります。

単位数の上限は、74単位まで。

単位を落とした場合でも使われてしまいます。1年間で30単位まで使用可能。それから超えた場合、実費となります。

34単位の場合、4単位分が実費となります。

期限の上限は、4年間です。

上限がわかったところで、じゃ上限金額を全てもらえるの?と思うかもしれませんが、そういう訳でもありません。

最大で支給される金額のため、単位金額が低いとその金額しか支給されません。

※各学校により、1単位当たりの金額が違います。

例えば、Bの場合(上限が12,030円)

1単位当たり12,030円の学校なら、12,030円/単位×74単位=890,220円支給されます。

1単位当たり8,000円の学校の場合、8,000円/単位×74単位=592,000円支給されます。

8,000円の場合、差額の4,030円をもらえるのか、というともらえません。

そして、単位の他にかかる費用(施設費や運営費など)には充てることができません。

もちろん、サポート校の授業料などにも充てられません。

最初にも書きましたが、

1単位当たりで計算して、

単位費用に対して、支給されるのです。

そのため、

学費の総額が同じでも、施設費や運営費が無く、単位費用が高いところの方が得になる可能性もあります。

細かい話ですが、そのことを知って通信制高校の学費を見て、検討してください。

<参考>

学校によっては、学費から支援金を初めから差し引いて請求する学校もありますし、年度末の3月に清算して次年度の学費から差し引く学校もあります。例えば、1年生の期末の3月に県から支給されますが、学校側がそれを2年生の学費に充てるため、2年生の総額の学費から差し引いてご家庭へ請求書がいき、2年生も3年生の学費から差し引かれて請求され、最後の3年生の3月に卒業して、4月5月くらいにご家庭の口座に振り込まれるという流れです。) 

どちらも認められているようです。